Pythonの基礎3

 ここではPythonのライブラリについて説明します。まずモジュールの中には、いくつかのクラスや関数が含まれています。そのモジュールをいくつか集めてまとめたものをパッケージといいます。 そしていくつかのパッケージをまとめて一つのライブラリとしてインスールできるようにしたものがライブラリといいます。ライブラリには、Pythonに付属していてすぐに使える標準ライブラリと、ダウンロードなど追加インストールをしてから 利用する外部ライブラリがあります。今回は標準ライブラリをいくつか紹介していきます。(自分が使ったライブラリについて)

library
モジュール・パッケージ・ライブラリの関係

NumPyについて

 ここでは、Pythonで数値計算を高速に行うためのライブラリであるNumPyについて説明します。 NumPyを実際に使用するには以下のコードを記述します。

import numpy as np
このようにしてモジュールであるNumPyをnpという名前でインポートすることができます。 よく使う機能としてはこちらのページがよくまとまっているので、 これを参照してください。用途に応じその都度しらべることが有用だと思います。

Mtplotlibについて

 ここでは様々なグラフを作成することができるPythonにおけるグラフ描画の標準的なライブラリであるMatplotlibについて説明します。 Matplotlibを実際に使用するには以下のコードを記述します。

import matplotlib.pyplot as plt
このようにしてモジュールであるMatplotlibをpltという名前でインポートすることができます。 よく使う機能としてはこちらのページを参照してください。 また、作成した図を保存したい場合は以下のコードを記述します。
fig.savefig("ファイル名")
こうすることによって指定したファイル名で保存されます。

SymPyについて

 ここでは代数計算(因数分解をしたり、方程式を解いたり、微分積分を計算したりできる。)を行うPythonのライブラリであるSymPyについて説明します。 SymPyを実際に使用するには以下のコードを記述します。

import sympy as sp
このようにしてモジュールであるSymPyをspという名前でインポートすることができます。 よく使う機能としてはこちらのページがよくまとまっているので参照してください。

おわりに

 以上でPythonの解説は終わりになります。全てを網羅してるわけではなく、僕がプログラムを書く上で用いたことについて まとめたものになっていることを再度明記しておきます。これからはこれらを用いて様々なプログラムを紹介していきます。 僕自身プログラムを実際に書く中で学ぶことの方が多かったので、プログラミングを勉強する方はまずどんなことをしたいのかを明確にし、 それを実現するためにはどのようなプログラムの知識が必要なのかを理解した上で、実際にプログラムを書きながらわからないことがあったら調べるといったような勉強方法で進めていくことをお勧めします。