自己紹介

臼倉 航/大学院生

千葉県出身の22歳。物理学を専攻していて、特に宇宙・天文分野に興味があります。

【経歴】

物理への興味のきっかけ

 僕が物理学に興味を持ち始めたのは中学生の時でした。きっかけはとても単純なもので、当時テレビドラマでやっていたガリレオというドラマでした。ざっくりと内容を説明すると、主人公である湯川という天才物理学者が様々な難事件を物理学を駆使して、解決するという内容でした。 この時に毎回出てくる数式を記述するシーンがとてもかっこよく感じ、こんな風に数式を書いてみたいというのが物理学への興味の入り口でした。特に僕は実験をするのが好きでした。化学の実験や生物の実験などがある中で一番興味を惹かれたのは、やはり物理の実験でした。原理を理解し、仮説を立て、実証をするというアプローチを通して、物理的現象を理解すること は僕の知的好奇心をいつも満たしてくれていました。そして、物理学の一番いいところは複雑な現象を抽象化して、簡単に捉えることができる ところだと思っています。ときに難しい数学の式や計算は、もちろん登場しますが、本質的な部分は変わらないのでそこが面白いところであると思います。

大学院進学の理由

 僕はこのように物理学に興味を持ち始めてから、高校の時に大学では物理学を専攻しようと 決め、進学先を選びました。そこで第一志望にしていたのが、東京工業大学でした。日本では理系トップの大学で物理学を学びたいと思ったからです。 しかし、大学受験では失敗し、他に合格していた大学の中で学習院大学理学部物理学科に入学することにしました。学習院大学は目立ってはいませんが、教員の 知名度は高く、研究力も高かったので十分に物理学を学べる環境であると思い、選択をしました。入学後、4年生になり研究室に配属されました。ここで松本伸之先生に出会いました。 僕が研究室配属の時期に新しく着任した先生でした。東北大学からやってきて、研究内容としては量子計測と制御、そして応用というテーマでした。ここで出会ったのが重力波検出器でした。 重力波検出器とは時空のさざなみである重力波をとらえる望遠鏡のことです。松本先生はこの技術を量子計測に応用していました。しかし、僕は重力波検出器に興味を持ち始め、そこに携わる研究をしたいと思い始めました。 そこで、重力波検出器の研究をしている東京工業大学の宗宮健太郎先生を見つけました。そして、大学院では東京工業大学に進学することを決意しました。卒業研究では松本先生と相談をし、重力波検出器の要でもあるレーザー光源の安定化について の研究に取り組ませてもらいました。(卒業研究については実験系のところで載せます。) 無事東京工業大学の大学院に合格し、学習院大学も無事卒業し、現在に至ります。

このホームページのモチベーション

 このホームページでは主に実験で用いたプログラム、今まで学んだ(学んでいる)実験に用いた理論系、 そして今まで行ってきた(行っている)実験系の3部構成になっています。記憶は有限ですが、記録は無限にできるというのをモットーに 記していきたいと思います。なのですこし天下り的な部分があるかもしれないので、参考程度に見てもらえれば幸いです。