カプセル化とは、フィールドへの読み書きやメソッドの呼び出しを制限する機能です。これを行うことで、悪意のあるアクセスなどを 制限することができます。これをアクセス制限と呼んでいます。アクセス制限のレベルは主に4段階に分かれています。制限が強い方から 「private(自分自身のクラスのみアクセス可)」「package private(自分と同じパッケージに属するクラスのみアクセス可)」 「protected(自分と同じパッケージに属するか、自分を継承した子クラスからアクセス可)」「public(全てのクラスからアクセス可)」 となっています。これらのことをアクセス修飾子と呼ばれ、フィールドやメソッドを宣言する際に、先頭に記述することでアクセス制限を行うことができます。 これらは、どのメンバにどのアクセス修飾子を指定すべきか、Javaの文法では定めていません。しかし、定石は存在します。 フィールドは全てprivateでメソッドは全てpublicです。この定石にしたがってプログラムを書きつつ、微調整していくのがいいと思います。